第1回 [ちょっとしたことで差がつく] 登録販売者合格のためにやった方がいいこと 「点数の目標設定」

alt="目標設定 勉強のやり方・考え方
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登録販売者の受験を考えている人、受験するために勉強している人達の
「成分が覚えられない!」
「難しい!」
「そもそもなかなかやる気になれない」
というような疑問や不安な気持ちの解決策をお届けしていきます

☑本記事のテーマ

点数の目標設定をする

僕はドラッグストアで登録販売者として働きながら(10年以上)
資格をまだ持っていない卵たちに、毎年合格のために実務ををふまえて教えています(10年以上)
合わせて外部研修の講師も務めさせて頂いていますalt="白衣を着た先生”
こんな経験から得られたノウハウをシェアしますね

 

本ブログの動画もあります

第1回 登録販売者を目指す人へ『点数の目標設定』

点数の目標設定をする

alt="試験合格して嬉しい”

もちろん目標は合格点ですよね
でも、合格点という最終目標を達成させるための、
具体的な目標点があると
最終目標までの歩き方が変わります

ここでは、何点取って合格するのか という目標設定についてお話します

 

目標その1:合計点数

まずはこれです
合格点が取れなくては、合格はあり得ません
じゃあ自分は、何点取って合格するつもりなのか?

全国共通ですが、以下は東京都の合格基準です

 配点を各問1点とし、以下の2つの基準の両方を満たす受験者を合格とします。

1.総出題数(120問)に対する正答率が7割以上(84点以上)であること
2.試験項目ごとの出題数に対する正答率が3割5分以上であること

84点以上は合格できる最低ラインですが、じゃあ自分は、何点取って合格するつもりなのか?
120点満点中100点・90点・84点、 合格できる点数なら何点でも良いと思います

まずは、ふわっと84点以上という感じではなく、具体的な数字の目標設定してはどうでしょうか?
目標点数が具体的になると点数に対して敏感になり、点数を上げるために必要なことを
意欲的に出来るようになります

第一歩として、決めてみて下さい

 

目標その2:項目ごとの(各章ごとの)点数

次は、「項目ごとの出題数に対する正答率が3割5分以上」というところです
ここでは目標合計点数を取るために、項目ごと(章ごと)は何点を目標にするのか
決めたいところですが、この目標を立てるのは少し先になります

とりあえず、内容を見ていきましょう

まずは項目ごと(各章ごと)の内訳です

1章ー医薬品に共通する特性と基本的な知識 20問
2章ー人体の働きと医薬品 20問
3章ー主な医薬品とその作用 40問
4章ー薬事関係法規・制度 20問
5章ー医薬品の適正使用・安全対策 20問
計120問 1問1点 120点満点

 

これを正解率3割5分以上とすると、最低合格正解数(最低ライン)は次の様になります

1章ー医薬品に共通する特性と基本的な知識 7問
2章ー人体の働きと医薬品 7問
3章ー主な医薬品とその作用 14問
4章ー薬事関係法規・制度 7問
5章ー医薬品の適正使用・安全対策 7問
計42問

ここをクリアして、最低ラインの84点の半分の42点になります
では、目標合計点数に足りない点数をどこの項目(章)で補っていくのか
このことを考えていく必要がありますが、
ここに関しては、勉強を進めながら途中で目標を設定するといいと思います

でも、このことはこれから効率よく最短距離を走るためには、とても重要な事となります
続いてその理由について見ていきましょう

 

勉強を始める前に知っておきたかった!と思える注意点

alt="注意を促す犬の警察”

項目(章)によって難易度が違う

得意不得意はあると思いますが、僕の経験ではこのような感じです

1章ー多くの人が点数が取りやすい
2章ー過去に人体の働きが出題された試験を受けたことがある人(管理栄養士など)は取りやすい
そうではない人は勉強量でしっかり差が出る
3章ー勉強量でしっかり差が出る
4章ー比較的点数が取りやすい
5章ー比較的点数が取りやすい

これはあくまでも目安ですが、
自分がどの項目(章)が得意で、どの項目(章)が苦手なのか
知る必要があるので、意識して勉強を進めていきましょう

1章から5章を順に勉強しない!

多くの人が、テキストの順番通りに勉強をしてしまっています
このことで起こることは

  • 難易度の高い2章・3章でつまずいてしまって進まない
  • この先の4章・5章も同じくらいの難易度だと思ってしまい心が折れる
  • 最初から始めたが時間配分がわからず、簡単な1章に時間を使いすぎてしまう

項目ごと(章ごと)に難易度が違うことを知っていたら、順に勉強する人は少ないと思いますし、
順に勉強したとしても、またあとでやろうとうまく時間配分するのではないでしょうか

このことをふまえて、試験直前には苦手項目に時間が割けるようにしましょう

項目(章)を意識して勉強していく

テキストでは、1章から5章の順番で並んでいるものが多いと思います
しかし、試験問題はこの順番では出ません!
過去問を使って勉強を始める方は、特に注意です
項目ごと(章ごと)に分かれていないテキストを使っている方も注意です

言われなくてもしばらくやっていると気付くと思いますが
項目ごと(章ごと)の目標を決めるにおいては、遠回りになるので
自分が今解いているのは何章なのか意識して勉強をして下さい

 

まとめ

「何点取って合格するのか」 という目標設定は次の通りです

  • 84点以上取れば合格だけど、自分は○○点とって合格する!と決める
  • 項目ごと(章ごと)の自分の得意苦手を知った上で、目標点を決める
  • この目標を設定するために、注意することが3つある
    1. 項目(章)によって難易度が違う
    2. 1章から5章を順に勉強しない!
    3. 項目(章)を意識して勉強していく

 

毎年、受験者の多くがこの点数の目標を立てずに、勉強を始めてしまっています
つまり、目標があるようでよく見えていない状態で走り始めています
ゴールまでの道をわざわざ険しい道を選んでしまっています
結局は色々あって合格というゴールには辿り着きますが
大事な時間と労力を使って勉強するわけですから、有効に使いましょう

 

最後まで読んでいただき、有難うございました
今回の記事の内容とはちょっと違いますが、勉強の知識以外の注意点や
過去問の解き方・考え方の解説動画も上げていますので、お役に立てば嬉しいです

また、この記事での参考図書です
登録販売者に限らず、働くことのためになりました









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