☑本記事のテーマ
【小児用かぜ薬】
ましてや、子供用となればなおさらかもしれません
3章に困っている人にはおススメです
令和4年以降の試験にも出ることがほとんどです。
今回は、【小児用かぜ薬】と、
パブロンシリーズの中の【小児も使える薬】を見ていきたいと思います
- パブロンkidsかぜ錠
- パブロンkidsかぜシロップ
- パブロンゴールドA
- パブロンSα
- パブロンSゴールドW
また、お子様がいらっしゃる方にもこの内容は重要なことだと思います
子供は自分のことを上手に表現ができないので、薬選びがとても難しいです
服用したした後のコミュニケーションも、大人より難しいです
パッケージに書いてある年齢だけを見て判断するのではなく
この知識が、困ったときに少しでもお役に立てば幸いです
パブロンkidsかぜ錠
- 5歳~14歳が服用可能
成分の解説
チぺピジンヒベンズ塩酸
- 非麻薬性鎮咳成分
グアイフェネシン
- 去痰薬
- 気道粘膜からの分泌を促進する
クロルフェニラミンマレイン酸塩
- 抗ヒスタミン成分
- くしゃみや鼻汁を抑える
アセトアミノフェン
- 解熱鎮痛成分
- 発熱を鎮め、痛みを和らげる
使用上の注意の解説
してはいけないこと
1.(1)アレルギー症状を起こしたことがある人
- かぜ薬には必ず書いてある
(かぜ薬以外でもほとんどの薬に書いてある) - 既往歴がある人が使うことで、重篤な副作用のリスクが高まる
ショック(アナフィラキシー)
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS))
中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群(TEN))
1.(2)ぜんそくを起こしたことがある人
- アスピリン喘息を誘発する恐れがあるため
アセトアミノフェン
2.服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください
- 抗ヒスタミン・抗コリン・鎮静成分が入った薬、全てに書いてある
- パブロンkidsかぜ錠の場合は眠気が懸念されるため
クロルフェニラミンマレイン酸塩 - 小児には関係のない注意ではあるが、記載することが決まりになっている
(個人的な考えではあるが、自転車などは乗物に該当すると思う)
相談すること
3.(2)妊婦又は妊娠していると思われるひと
- アセトアミノフェン
胎児の動脈管の収縮を起こすかもしれないから - 小児には関係のない注意ではあるが、記載することが決まりになっている
3.(4)次の症状があるひと 高熱
- かぜ以外のウイルス性の感染症、その他重篤な疾病の可能性があるため
3.(4)次の症状があるひと 排尿困難
- クロルフェニラミンマレイン酸塩
抗ヒスタミンの作用により、一層尿が出にくくなるため
3.(5)次の診断を受けた人 心臓病
- アセトアミノフェン
むくみ・体液量が増え、心臓の仕事量が増えるため
3.(5)次の診断を受けた人 肝臓病
- アセトアミノフェン
肝機能障害を悪化させる恐れがあるため
3.(5)次の診断を受けた人 腎臓病
- アセトアミノフェン
むくみ・体液量が増え、腎臓の仕事量が増えるため
3.(5)次の診断を受けた人 胃・十二指腸潰瘍
- アセトアミノフェン
3.(5)次の診断を受けた人 緑内障
- クロルフェニラミンマレイン酸塩
抗コリン作用によって包水の出口が狭くなり、包水が排泄されないことで眼圧が上昇するため
6.小児の手の届かないところに保管
- 飲みやすい味になっている
- パッケージが子供向けで興味を持ちやすい
- 大人のマネをして飲んでしまう
- 基本的に何でも口に入れてしまう
パブロンkidsかぜ錠 まとめ
- 大人用のパブロンシリーズと同じ成分も使われているが、配合量が少ない
- カフェインやアドレナリン作動成分という比較的リスクの高い成分は入っていない
- 使用上の注意は、小児には関係の少なそうなものでも記載されている
パブロンkidsかぜシロップ
- 3ヶ月~6歳が服用可能
成分の解説
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
- 非麻薬性鎮咳成分
グアイフェネシン
- 去痰薬
- 気道粘膜からの分泌を促進する
クロルフェニラミンマレイン酸塩
- 抗ヒスタミン成分
- くしゃみや鼻汁を抑える
アセトアミノフェン
- 解熱鎮痛成分
- 発熱を鎮め、痛みを和らげる
使用上の注意の解説
してはいけないこと
1.(1)アレルギー症状を起こしたことがある人
- かぜ薬には必ず書いてある
(かぜ薬以外でもほとんどの薬に書いてある) - 既往歴がある人が使うことで、重篤な副作用のリスクが高まる
ショック(アナフィラキシー)
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS))
中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群(TEN))
1.(2)ぜんそくを起こしたことがある人
- アスピリン喘息を誘発する恐れがあるため
アセトアミノフェン
2.服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください
- 抗ヒスタミン・抗コリン・鎮静成分が入った薬、全てに書いてある
- パブロンkidsシロップの場合は眠気が懸念されるため
クロルフェニラミンマレイン酸塩 - 小児には関係のない注意ではあるが、記載することが決まりになっている
(個人的な考えではあるが、自転車などは乗物に該当すると思う)
相談すること
3.(2)妊婦又は妊娠していると思われるひと
- アセトアミノフェン
胎児の動脈管の収縮を起こすかもしれないから - 小児には関係のない注意ではあるが、記載することが決まりになっている
3.(4)次の症状があるひと 高熱
- かぜ以外のウイルス性の感染症、その他重篤な疾病の可能性があるため
3.(4)次の症状があるひと 排尿困難
- クロルフェニラミンマレイン酸塩
抗ヒスタミンの作用により、一層尿が出にくくなるため
3.(5)次の診断を受けた人 心臓病
- アセトアミノフェン
むくみ・体液量が増え、心臓の仕事量が増えるため
3.(5)次の診断を受けた人 肝臓病
- アセトアミノフェン
肝機能障害を悪化させる恐れがあるため
3.(5)次の診断を受けた人 腎臓病
- アセトアミノフェン
むくみ・体液量が増え、腎臓の仕事量が増えるため
3.(5)次の診断を受けた人 胃・十二指腸潰瘍
- アセトアミノフェン
3.(5)次の診断を受けた人 緑内障
- クロルフェニラミンマレイン酸塩
抗コリン作用によって包水の出口が狭くなり、包水が排泄されないことで眼圧が上昇するため
4.2才未満の乳幼児には、医師の診断を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させて下さい
- 厚生労働省から勧告が出ています
7.小児の手の届かないところに保管
- 飲みやすい味になっている
- パッケージが子供向けで興味を持ちやすい
- 大人のマネをして飲んでしまう
- 基本的に何でも口に入れてしまう
簡単には開封できないように、安全キャップを採用している
パブロンkidsかぜシロップ まとめ
- 大人用のパブロンシリーズと同じ成分も使われている
1日の服用量で比較すると、同等量かそれ以上である
(シロップであることで、錠剤より代謝・消失が早いためか?) - カフェインやアドレナリン作動成分という比較的リスクの高い成分は入っていない
- 使用上の注意は、小児には関係の少なそうなものでも記載されている
- 2歳未満が服用できるため、相談することにその旨が記載されている
パブロンゴールドA
- 12歳~服用可能
ジヒドロコデインリン酸塩は12歳未満は使用できないため(2019年7月より)
成分の解説
グアイフェネシン
- 去痰薬
- 気道粘膜からの分泌を促進する
ジヒドロコデインリン酸塩
- 麻薬性鎮咳成分
- 延髄の咳嗽中枢の作用
dl-メチルエフェドリン塩酸塩
- アドレナリン作動成分
- 交感神経系を刺激して気管支を拡張させ、呼吸を楽にて咳を鎮める
アセトアミノフェン
- 解熱鎮痛成分
- 発熱を鎮め、痛みを和らげる
クロルフェニラミンマレイン酸塩
- 抗ヒスタミン成分
- くしゃみや鼻汁を抑える
無水カフェイン
- 鎮痛作用を補助する
- 眠気を解消させるために入っている訳ではない
リボフラビン(ビタミンB2)
- 粘膜の健康維持・回復
使用上の注意の解説
してはいけないこと
1.(1)アレルギー症状を起こしたことがあるひと
- かぜ薬には必ず書いてある
(かぜ薬以外でもほとんどの薬に書いてある) - 既往歴がある人が使うことで、重篤な副作用のリスクが高まる
ショック(アナフィラキシー)
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS))
中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群(TEN))
1.(2)ぜんそくを起こしたことがあるひと
- アスピリン喘息を誘発する恐れがあるため
アセトアミノフェン
1.(3)12歳未満の小児
- ジヒドロコデインリン酸塩
呼吸抑制をする恐れがあるため(2019年7月より改訂)
2.服用後、乗物又は機械類の運転操作をしない
- 抗ヒスタミン・抗コリン・鎮静成分が入った薬、全てに書いてある
- パブロンゴールドAの場合は眠気が懸念されるため
クロルフェニラミンマレイン酸塩
3.授乳中の人は服用しないか、服用する場合は授乳を避ける
- ジヒドロコデインリン酸塩
母乳へ移行し、乳児がモルヒネ中毒になったことがあるため - メチルエフェドリン塩酸塩
乳汁中に移行する可能性があるため
相談すること
4.(2)妊婦又は妊娠していると思われるひと
- アセトアミノフェン
胎児の動脈管の収縮を起こすかもしれないから - ジヒドロコデインリン酸塩
麻薬成分が胎盤関門を通過して胎児に移行するから
4.(3)高齢者
- メチルエフェドリン塩酸塩
心悸亢進・血圧上昇・糖代謝促進しやすいため - 他の薬を飲んでいる可能性が高いため
4.(5)次の症状があるひと 高熱
- かぜ以外のウイルス性の感染症、その他重篤な疾病の可能性があるため
4.(5)次の症状があるひと 排尿困難
- クロルフェニラミンマレイン酸塩
抗ヒスタミンの作用により、一層尿が出にくくなるため
4.(6)次の診断を受けた人 甲状腺機能障害
- メチルエフェドリン塩酸塩
甲状腺機能亢進症は、交感神経系を興奮させることで悪化させる恐れがあるため
4.(6)次の診断を受けた人 糖尿病
- メチルエフェドリン塩酸塩
交感神経系を興奮させることで、肝臓でグリコーゲンを分解され血糖値が上昇する恐れがあるため
4.(6)次の診断を受けた人 心臓病
- メチルエフェドリン塩酸塩
交感神経系を興奮させることで、心臓に負担がかかるため - アセトアミノフェン
むくみ・体液量が増え、心臓の仕事量が増えるため
4.(6)次の診断を受けた人 高血圧
- メチルエフェドリン塩酸塩
交感神経系が興奮することで、血圧が上昇するため
4.(6)次の診断を受けた人 肝臓病
- アセトアミノフェン
肝機能障害を悪化させる恐れがあるため
4.(6)次の診断を受けた人 腎臓病
- アセトアミノフェン
むくみ・体液量が増え、腎臓の仕事量が増えるため
4.(6)次の診断を受けた人 胃・十二指腸潰瘍
- アセトアミノフェン
4.(6)次の診断を受けた人 緑内障
- クロルフェニラミンマレイン酸塩
抗コリン作用によって包水の出口が狭くなり、包水が排泄されないことで眼圧が上昇するため
4.(6)次の診断を受けた人 呼吸機能障害
- ジヒドロコデインリン酸塩
鎮咳等の薬効を示すが、呼吸抑制等が発現しやすくなる可能性があるため
4.(6)次の診断を受けた人 閉塞性睡眠時無呼吸症候群、肥満症
- ジヒドロコデインリン酸塩
鎮咳等の薬効を示すが、呼吸抑制等が発現しやすくなる可能性があるため
睡眠時無呼吸症候群の人には肥満症の人が多かったり、
肥満症の人は睡眠時無呼吸症候群の場合が多いため
その他として
- 以下成分が配合されているため、指定第2類医薬品
ジヒドロコデインリン酸塩
メチルエフェドリン塩酸塩
パブロンゴールドA まとめ
- 12歳から服用できる大人向けのかぜ薬である
(ジヒドロコデインリン酸塩が入っているため) - kids錠・シロップと違い、カフェインとアドレナリン作動成分が入っている
パブロンSα
- 5歳~服用可能
鎮咳成分に麻薬成分を使っていないため
成分の解説
ブロムヘキシン塩酸塩
- 分泌促進、溶解低分子化、線毛運動促進作用
デキストロメトロファン臭化水素酸塩水和物
- 非麻薬性鎮咳成分
dl-メチルエフェドリン塩酸塩
- アドレナリン作動成分
- 交感神経系を刺激して気管支を拡張させ、呼吸を楽にて咳を鎮める
アセトアミノフェン
- 解熱鎮痛成分
- 発熱を鎮め、痛みを和らげる
マレイン酸カルビノキサミン
- 抗ヒスタミン成分
- くしゃみや鼻汁を抑える
無水カフェイン
- 鎮痛作用を補助する
- 眠気を解消させるために入っている訳ではない
ビスイブチアミン(ビタミンB1誘導体)
- 疲労回復
リボフラビン(ビタミンB2)
- 粘膜の健康維持・回復
使用上の注意の解説
してはいけないこと
1.(1)アレルギー症状を起こしたことがあるひと
- かぜ薬には必ず書いてある
(かぜ薬以外でもほとんどの薬に書いてある) - 既往歴がある人が使うことで、重篤な副作用のリスクが高まる
ショック(アナフィラキシー)
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS))
中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群(TEN))
1.(2)ぜんそくを起こしたことがあるひと
- アスピリン喘息を誘発する恐れがあるため
アセトアミノフェン
2.服用後、乗物又は機械類の運転操作をしない
- 抗ヒスタミン・抗コリン・鎮静成分が入った薬、全てに書いてある
- パブロンSαの場合は眠気が懸念されるため
マレイン酸カルビノキサミン
相談すること
3.(2)妊婦又は妊娠していると思われるひと
- アセトアミノフェン
胎児の動脈管の収縮を起こすかもしれないから
3.(3)授乳中の人
- メチルエフェドリン塩酸塩
乳汁中に移行する可能性があるため
3.(4)高齢者
- メチルエフェドリン塩酸塩
心悸亢進・血圧上昇・糖代謝促進しやすいため - 他の薬を飲んでいる可能性が高いため
3.(6)次の症状があるひと 高熱
- かぜ以外のウイルス性の感染症、その他重篤な疾病の可能性があるため
3.(6)次の症状があるひと 排尿困難
- マレイン酸カルビノキサミン
抗ヒスタミンの作用により、一層尿が出にくくなるため
3.(7)次の診断を受けた人 甲状腺機能障害
- メチルエフェドリン塩酸塩
甲状腺機能亢進症は、交感神経系を興奮させることで悪化させる恐れがあるため
3.(7)次の診断を受けた人 糖尿病
- メチルエフェドリン塩酸塩
交感神経系を興奮させることで、肝臓でグリコーゲンを分解され血糖値が上昇する恐れがあるため
3.(7)次の診断を受けた人 心臓病
- メチルエフェドリン塩酸塩
交感神経系を興奮させることで、心臓に負担がかかるため - アセトアミノフェン
むくみ・体液量が増え、心臓の仕事量が増えるため
3.(7)次の診断を受けた人 高血圧
- メチルエフェドリン塩酸塩
交感神経系が興奮することで、血圧が上昇するため
3.(7)次の診断を受けた人 肝臓病
- アセトアミノフェン
肝機能障害を悪化させる恐れがあるため
3.(7)次の診断を受けた人 腎臓病
- アセトアミノフェン
むくみ・体液量が増え、腎臓の仕事量が増えるため
3.(7)次の診断を受けた人 胃・十二指腸潰瘍
- アセトアミノフェン
3.(7)次の診断を受けた人 緑内障
- クロルフェニラミンマレイン酸塩
抗コリン作用によって包水の出口が狭くなり、包水が排泄されないことで眼圧が上昇するため
その他として
- 以下成分が配合されているため、指定第2類医薬品
メチルエフェドリン塩酸塩
パブロンSα まとめ
- 5歳から服用できる大人向けのかぜ薬である
(鎮咳成分が非麻薬性鎮咳成分であるため) - kids錠・シロップと違い、カフェインとアドレナリン作動成分が入っている
パブロンSゴールドW錠
- 12歳~服用可能
ジヒドロコデインリン酸塩は12歳未満は使用できないため(2019年7月より)
成分の解説
アンブロキソール塩酸塩
- 気道粘膜のすべりをよくする
- 今までは医療用→第一類の成分であったため他の去痰薬より効果は期待できそう
しかし、登録販売者の試験問題作成に関する手引きの中にはない成分であるため、試験に出題されたことはない(よって、今後も出題される可能性はないはず)
L-カルボシステイン
- 痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少
- 粘液成分の含有比を調整し痰の切れをよくする
ジヒドロコデインリン酸塩
- 麻薬性鎮咳成分
- 延髄の咳嗽中枢の作用
アセトアミノフェン
- 解熱鎮痛成分
- 発熱を鎮め、痛みを和らげる
クロルフェニラミンマレイン酸塩
- 抗ヒスタミン成分
- くしゃみや鼻汁を抑える
リボフラビン(ビタミンB2)
- 粘膜の健康維持・回復
使用上の注意の解説
してはいけないこと
1.(1)アレルギー症状を起こしたことがあるひと
- かぜ薬には必ず書いてある
(かぜ薬以外でもほとんどの薬に書いてある) - 既往歴がある人が使うことで、重篤な副作用のリスクが高まる
ショック(アナフィラキシー)
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS))
中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群(TEN))
1.(2)ぜんそくを起こしたことがあるひと
- アスピリン喘息を誘発する恐れがあるため
アセトアミノフェン
1.(3)12歳未満の小児
- ジヒドロコデインリン酸塩
呼吸抑制をする恐れがあるため(2019年7月より改訂)
2.服用後、乗物又は機械類の運転操作をしない
- 抗ヒスタミン・抗コリン・鎮静成分が入った薬、全てに書いてある
- パブロンゴールドAの場合は眠気が懸念されるため
クロルフェニラミンマレイン酸塩
3.授乳中の人は服用しないか、服用する場合は授乳を避ける
- ジヒドロコデインリン酸塩
母乳へ移行し、乳児がモルヒネ中毒になったことがあるため
相談すること
4.(2)妊婦又は妊娠していると思われるひと
- アセトアミノフェン
胎児の動脈管の収縮を起こすかもしれないから - ジヒドロコデインリン酸塩
麻薬成分が胎盤関門を通過して胎児に移行するから
4.(4)次の症状があるひと 高熱
- かぜ以外のウイルス性の感染症、その他重篤な疾病の可能性があるため
4.(4)次の症状があるひと 排尿困難
- クロルフェニラミンマレイン酸塩
抗ヒスタミンの作用により、一層尿が出にくくなるため
4.(5)次の診断を受けた人 心臓病
- アセトアミノフェン
むくみ・体液量が増え、心臓の仕事量が増えるため
4.(5)次の診断を受けた人 肝臓病
- アセトアミノフェン
肝機能障害を悪化させる恐れがあるため
4.(5)次の診断を受けた人 腎臓病
- アセトアミノフェン
むくみ・体液量が増え、腎臓の仕事量が増えるため
4.(5)次の診断を受けた人 胃・十二指腸潰瘍
- アセトアミノフェン
4.(5)次の診断を受けた人 緑内障
- クロルフェニラミンマレイン酸塩
抗コリン作用によって包水の出口が狭くなり、包水が排泄されないことで眼圧が上昇するため
4.(5)次の診断を受けた人 呼吸機能障害
- ジヒドロコデインリン酸塩
鎮咳等の薬効を示すが、呼吸抑制等が発現しやすくなる可能性があるため
4.(5)次の診断を受けた人 閉塞性睡眠時無呼吸症候群、肥満症
- ジヒドロコデインリン酸塩
鎮咳等の薬効を示すが、呼吸抑制等が発現しやすくなる可能性があるため
睡眠時無呼吸症候群の人には肥満症の人が多かったり、
肥満症の人は睡眠時無呼吸症候群の場合が多いため
その他として
- 以下成分が配合されているため、指定第2類医薬品
ジヒドロコデインリン酸塩
パブロンSゴールドW まとめ
- 12歳から服用できる大人向けのかぜ薬である
(ジヒドロコデインリン酸塩が入っているため) - kids錠・シロップと同様に、カフェインとアドレナリン作動成分が入っていない
小児用かぜ薬 まとめ
大人のかぜ薬と比べたときに、入っていないことがある成分
- カフェイン
- アドレナリン作動成分
- ジヒドロコデインリン酸塩
特にジヒドロコデインリン酸塩は、12歳未満は服用しないことが決められている
2才未満の乳幼児への使用
厚生労働省より、医師の診断を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させる旨の勧告が出ている
小児は大人より副作用のリスクが高いです。
脳の血液脳関門が未発達、腸の長さが体の大きさに対して長いことなどが試験にもよく出る理由です。
でも、仕方がないときは服用するしかないってことですよね?
そうですね。
2歳未満に限った話ではありませんが、特に小児は「今の症状に必要のない成分が入っている薬は服用しない」ことが望ましいです。
鼻だけがつらいであれば、総合のかぜ薬を使わないってことですか??
そういう時は「鼻」だけの成分が入っている薬にしましょう。
「咳」だけなら咳だけの成分が入っている薬にしましょう。
大人のかぜ薬と比べ、子どものかぜ薬選びはシビア
子どもは自分のことを上手に表現ができないので、薬選びがとても難しいです
服用したした後のコミュニケーションも、大人より難しいです
パッケージに書いてある年齢だけを見て判断するのではなく
この知識が、困ったときに少しでもお役に立てば幸いです
登録販売者の試験にもお役に立つことを願っています。
今回も最後までありがとうございました
僕が使っているテキストはこちらです
youtubeでこういった動画もあげているので、是非ご覧ください
その他にも、過去問の解説動画をあげています
勉強は自分で調べて繰り返すことに意味があると思っていますが、
答えだけでなく問題の解き方考え方も分かると思うので良かったらご覧下さい
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