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【かぜ薬】パブロンゴールドA
3章に困っている人にはおススメです
パブロンゴールドA
画像に有るように、かぜの諸症状の緩和の薬です
総合感冒薬と呼ばれるものです
昔からなじみのある、家族で使える常備薬の代表的な薬だと思います
成分の解説
グアイフェネシン
- 去痰薬
- 気道粘膜からの分泌を促進する
ジヒドロコデインリン酸塩
- 麻薬性鎮咳成分
- 延髄の咳嗽中枢の作用
dl-メチルエフェドリン塩酸塩
- アドレナリン作動成分
- 交感神経系を刺激して気管支を拡張させ、呼吸を楽にて咳を鎮める
アセトアミノフェン
- 解熱鎮痛成分
- 発熱を鎮め、痛みを和らげる
クロルフェニラミンマレイン酸塩
- 抗ヒスタミン成分
- くしゃみや鼻汁を抑える
無水カフェイン
- 鎮痛作用を補助する
- 眠気を解消させるために入っている訳ではない
リボフラビン(ビタミンB2)
- 粘膜の健康維持・回復
試験ではこの様に成分名が出題され、これは何の薬ですか?
という問題も出題されますね。
使用上の注意の解説
パッケージに書いてある事が説明できて登録販売者です
だから試験問題も、外箱に書いてある事が出題されますし、
外箱に記載されることも、試験問題通りに記載されています
共に、試験問題の作成に関する手引きに準じています
してはいけないこと
1.(1)アレルギー症状を起こしたことがあるひと
- かぜ薬には必ず書いてある
(かぜ薬以外でもほとんどの薬に書いてある) - 既往歴がある人が使うことで、重篤な副作用のリスクが高まる
ショック(アナフィラキシー)
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS))
中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群(TEN))
1.(2)ぜんそくを起こしたことがあるひと
- アスピリン喘息を誘発する恐れがあるため
アセトアミノフェン
1.(3)12歳未満の小児
- ジヒドロコデインリン酸塩
呼吸抑制をする恐れがあるため(2019年7月より改訂)
2.服用後、乗物又は機械類の運転操作をしない
- 抗ヒスタミン・抗コリン・鎮静成分が入った薬、全てに書いてある
- パブロンゴールドAの場合は眠気が懸念されるため
クロルフェニラミンマレイン酸塩
3.授乳中の人は服用しないか、服用する場合は授乳を避ける
- ジヒドロコデインリン酸塩
母乳へ移行し、乳児がモルヒネ中毒になったことがあるため - メチルエフェドリン塩酸塩
乳汁中に移行する可能性があるため
相談すること
4.(2)妊婦又は妊娠していると思われるひと
- アセトアミノフェン
胎児の動脈管の収縮を起こすかもしれないから - ジヒドロコデインリン酸塩
麻薬成分が胎盤関門を通過して胎児に移行するから
4.(3)高齢者
- メチルエフェドリン塩酸塩
心悸亢進・血圧上昇・糖代謝促進しやすいため - 他の薬を飲んでいる可能性が高いため
4.(5)次の症状があるひと 高熱
- かぜ以外のウイルス性の感染症、その他重篤な疾病の可能性があるため
4.(5)次の症状があるひと 排尿困難
- クロルフェニラミンマレイン酸塩
抗ヒスタミンの作用により、一層尿が出にくくなるため
4.(6)次の診断を受けた人 甲状腺機能障害
- メチルエフェドリン塩酸塩
甲状腺機能亢進症は、交感神経系を興奮させることで悪化させる恐れがあるため
4.(6)次の診断を受けた人 糖尿病
- メチルエフェドリン塩酸塩
交感神経系を興奮させることで、肝臓でグリコーゲンを分解され血糖値が上昇する恐れがあるため
4.(6)次の診断を受けた人 心臓病
- メチルエフェドリン塩酸塩
交感神経系を興奮させることで、心臓に負担がかかるため - アセトアミノフェン
むくみ・体液量が増え、心臓の仕事量が増えるため
4.(6)次の診断を受けた人 高血圧
- メチルエフェドリン塩酸塩
交感神経系が興奮することで、血圧が上昇するため
4.(6)次の診断を受けた人 肝臓病
- アセトアミノフェン
肝機能障害を悪化させる恐れがあるため
4.(6)次の診断を受けた人 腎臓病
- アセトアミノフェン
むくみ・体液量が増え、腎臓の仕事量が増えるため
4.(6)次の診断を受けた人 胃・十二指腸潰瘍
- アセトアミノフェン
4.(6)次の診断を受けた人 緑内障
- クロルフェニラミンマレイン酸塩
抗コリン作用によって包水の出口が狭くなり、包水が排泄されないことで眼圧が上昇するため
4.(6)次の診断を受けた人 呼吸機能障害
- ジヒドロコデインリン酸塩
鎮咳等の薬効を示すが、呼吸抑制等が発現しやすくなる可能性があるため
4.(6)次の診断を受けた人 閉塞性睡眠時無呼吸症候群、肥満症
- ジヒドロコデインリン酸塩
鎮咳等の薬効を示すが、呼吸抑制等が発現しやすくなる可能性があるため
睡眠時無呼吸症候群の人には肥満症の人が多かったり、
肥満症の人は睡眠時無呼吸症候群の場合が多いため
その他として
- 以下成分が配合されているため、指定第2類医薬品
ジヒドロコデインリン酸塩
メチルエフェドリン塩酸塩
まとめ
解説しなかったところも有りますが、試験によく出るところの解説でした。
改めてみると、ちゃんと全部説明している登録販売者は少ないのでは…と感じましたし、こんなに色々大事なことが書いてあることを、使う人は知っているのかな?
と思いました。
もちろん、たまごさんはここで解説してくれたように説明しているんですよね?
こんなことをしっかり理解できているなんてさすがですね!!
…。
努力しています…。
パブロンゴールドAはどういう薬なのか??
冒頭でもお伝えしましたが、
かぜの諸症状の緩和の薬で、総合感冒薬と呼ばれるものです
昔からなじみのある、家族で使える常備薬の代表的な薬だと思います
でも、どんな人がこの薬で大丈夫そうなのか?
たくさんある薬の中から、なぜこの薬を勧めるのか?
「これより効く薬を下さい」と言われた時にどんな話をするのか?
登録販売者の資格を持って働くということは、この壁を乗り越えるためだと思っています
試験勉強の知識と、実際に必要な知識ではかなりズレがあると思っています
でも、こうやって実際に近い商品で勉強していくと、試験でも働いてからでも役立つと思います
今回も最後までありがとうございました
少しでもお役に立てたら嬉しいです
僕が使っているテキストはこちらです
youtubeでこういった動画もあげているので、是非ご覧ください
その他にも、過去問の解説動画をあげています
勉強は自分で調べて繰り返すことに意味があると思っていますが、
答えだけでなく問題の解き方考え方も分かると思うので良かったらご覧下さい
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