登録販売者の受験を考えている人、受験するために勉強している人達の
「3章に対しての苦手意識」
「漢方薬に対しての苦手意識」
「覚えることが多すぎて訳が分からない!」
というような悩みや不安な気持ちの解決策をお届けしていきます
☑本記事のテーマ
全部覚えていなくても問題は解ける
解けない問題は「諦める」という「気持ち」を持つ
試験ではそれができないので、ある程度の暗記は必要です。
でも結局、それらを完璧に覚えないといけないってことですか??
まぁある程度は覚えないとですね。
でも、完璧じゃなくてもある程度で問題は解けるようになりますよ。
そうやってよく言っていますけど、漢方薬も他の問題と同じってことなんですか?
まあそういうことです。
今回は漢方薬にスポットを当てて、覚えるように努めることを見ていきます
「諦める」についてはもう少し下の方で説明します。
目次を参照ください
試験に出題される問題のパターンは何か??
漢方薬、生薬についての問題は、基本的に35問目・36問目で出題されます
しかし、今はそこ以外にも絡めて出題されてることが増えています
漢方薬でよく出題されるパターンは次のものです
- 漢方薬の基礎知識を聞いてくる問題
- あえて漢方薬のことを聞いてくる。または、回答の選択肢に漢方薬のことが含まれている問題
- ○○に使われる漢方薬はどれか聞いてくる問題
- 漢方薬の名称から、証や効能効果を聞いてくる問題
- 証や効能効果から、漢方薬の名称を聞いてくる問題
- 漢方薬による副作用の問題
このパターンの中のどんな問題を間違えているのか?を見極めて必要な対策を取っていきましょう。
ここからは、前回の記事 第26回 【其の六】3章勉強方法【漢方薬・生薬が苦手な人は知ってほしい】苦手相手は10問!
に関連してきます。
では、それぞれ見ていきましょう
漢方薬の基礎知識を聞いてくる問題
こういった問題です
この問題は35問目・36問目に出題されることがある基本問題です
出題パターンは限定的なので、出題されたらラッキー問題だと思いましょう
抑えておくことはこちらの記事の35問目・36問目をご覧ください
あえて漢方薬のことを聞いてくる。または、回答の選択肢に漢方薬のことが含まれている問題
特に、この問題は間違えてしまう人が多いと思います。
最近はこういった問題がとても増えています
35問目・36問目以外に出題されます
漢方薬が部分的に入っている問題や、全部漢方薬で聞いてくる問題です
かぜ薬、鎮痛、胃腸薬、鎮咳去痰、眠気、、、 今までは西洋薬の問題が多かったものが
あえて漢方薬の問題として出題されます
○○に使われる漢方薬はどれか聞いてくる問題
分かりやすいポイントを見つけることが出来れば難しくないです
解答の選択肢に関係のないものがあるはずなので、消去法で正解率を上げましょう
しかし、ある程度の暗記は必要なので、消去法などのテクニックに頼りすぎないこと
漢方薬の名称から、証や効能効果を聞いてくる問題
特に、この問題は間違えてしまう人が多いと思います。
正しくない文章は、説明文が違う漢方薬の説明文になっている、
または別の選択肢のことの説明になっていることが多い
そうでない場合は、体力のところだけが違う
証や効能効果から、漢方薬の名称を聞いてくる問題
○○に使われる漢方薬はどれか聞いてくる問題 と似たような感じです
この写真の問題は、難しく見えますが1つだけ知っているのがあれば正解出来ました
漢方薬による副作用の問題
5章にも関わることですが、出題されることがあります
どんなことを覚えるように勉強をした方が良いか 全部覚えていなくても問題は解ける
僕は、全部を覚える必要はないと思っています。
理由は部分的な暗記と消去法で解ける問題が多いからです。
なので、○○に使われる漢方薬はどれか聞いてくる問題のような全文は覚えなくて大丈夫です。
この文中から、次のことを覚えましょう
- その漢方薬にしかないものを覚える(体力の有無・珍しい効能効果など)
- そのために、同じような効能効果の漢方薬を比較して見つける
比較した結果が、第13回~第16回の内容になっているので、参考にしてみてください
余裕のある人は甘草、大黄もトライ
この判断が出来ることで正解率が上がります
第16回の最後に、甘草含む/含まない漢方薬のうち
よく出るものをまとめてあるので参考にしてみてください
漢方薬が出題されやすい問題
漢方薬のことが出題されやすいのは
- 咳
- 鎮静・睡眠
- 婦人薬
- 尿
- 肥満症
もちろん、上の写真にあるように様々なところで出題されますが、
これらは他よりは確率が高いです
解けない問題は「諦める」という「気持ち」を持つ
という問題は、恐らく間違えさせるための問題です。
難しいので、その問題は多くの人が間違えます。
満点取れるような簡単な試験問題を作成者側は作りません
漢方薬に限らず、120問の中に何問か必ず「難しい!」という問題が出題されます
そんな問題に時間かけて勉強しても、難しすぎる問題は次に出る確率は少ないです
前回言っていた「自分は何点くらい漢方薬でとっておきたいのか」っていうのに繋がってきますね。
全部覚える努力は最後まで必要だと思いますが、
時間と労力の配分を間違えてしまって、それよりも大事なところの勉強が疎かになってしまうでは本末転倒ですよね。
どうしても覚えられないとしても、覚える努力をしたことは違うところで役に立ちそうですよね!
まとめ
理由は、病院や薬局との差別化です
登録販売者はそのパイプを繋ぐ役目を担います(と、僕は聞いています)
だから、漢方薬・生薬の問題が増えているのだと思います
勉強する側からすると大変極まりないですが、
今後の流れの先駆けを勉強していると思って頑張りましょう!
今回も最後までありがとうございました
僕が使っているテキストはこちらです
youtubeでこういった動画もあげているので、是非ご覧ください
その他にも、過去問の解説動画をあげています
勉強は自分で調べて繰り返すことに意味があると思っていますが、
答えだけでなく問題の解き方考え方も分かると思うので良かったらご覧下さい
コメント