今回から「知識」に関わるところに入っていきたいと思います
これまでは、この「知識」に入る前の準備の記事を書いてきました
闇雲に勉強を始めても、効率が悪いと最短距離が走れないので
読んでない方は是非読んで頂けると、これからの内容とリンクしやすいと思います
内容はタイトル通りです
全10ブロックを比較した結果です
効率の良い勉強のために役に立つと思います
これだけ覚えておけば試験勉強は十分と言っても過言ではないと思います
☑本記事のテーマ
ここでは1章で出題される20問について解析していきます。
- よく出ること
- 問題を解く上でのポイント
です。
この記事は令和4年3月の改訂内容は反映していませんが、
令和4年以降の試験にも出ることがほとんどです。
これって役に立つの??
じゃあこれを知ったうえで、そこを意識して勉強しておけば覚えやすくなりますかね??
そういうことです!
勉強をこれから始める人も、ある程度勉強を進めている人にも
役に立つと思います。
本ブログの動画もあります
出題されることと順番がある
このことはそんなに大事ではありませんが、
知っていると勉強しやすいと思います
1章は「医薬品に共通する特性と基本的な知識」がテーマです
- 1問目 医薬品の本質
- 2問目 リスク評価
- 3問目 健康食品
- 4問目 副作用
- 5問目 アレルギー
- 6問目 適正使用
- 7問目 有害事象
- 8問目 相互作用
- 9問目 小児
- 10問目 小児
- 11問目 高齢者
- 12問目 妊婦授乳婦
- 13問目 プラセボ
- 14問目 品質
- 15問目 役割
- 16問目 情報提供
- 17問目 サリドマイド
- 18問目 スモン
- 19問目 HIV
- 20問目 CJD
全国の試験問題がこの順番で問題を出します
試験問題の作成に関する手引きの順番通りです
都道府県によって順番の前後や出題しない問題があったり、
その分他の問題が増えることもあります
では、【よく出ること と ポイント】を見ていきましょう
1問目 医薬品の本質
医薬品ってどういうものですか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- 殺虫剤の人への影響
- 文の語尾が引っかけが特に多い
- よく読めば常識的に判断できるものが特に多い
2問目 リスク評価
医薬品にはどんなリスクがありますか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
アルファベットのことで聞かれるのは4つ
真ん中のアルファベットの意味を覚えたい
- GCP
C→Clinical→臨床(ヒトを対象とした
・診断・治療をすること)
- GLP
L→Laboratory→試験室・実験室
で行い、ヒトが直接の対象ではない
- GPSP
P→Post Marketing→市場流通後の
S→Study→勉強・調査報告書・論文
- GVP
V→Vigilance→警戒・用心
- 暴露量の積
- 50%致死量(LD50)
- 投与量と毒性の関係
3問目 健康食品
医薬品と健康食品との違いはどういうところですか?
健康食品ってどういうものですか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- 栄養機能食品
- 機能性表示食品
- トクホ
- 文の語尾が引っかけが特に多い
- よく読めば常識的に判断できるものが特に多い
4問目 副作用
副作用とはどういったことですか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- 文の語尾が引っかけが特に多い
- よく読めば常識的に判断できるものが特に多い
5問目 アレルギー
アレルギーとはどういうことですか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- 添加物でもアレルギーは出る
- 文の語尾が引っかけが特に多い
- よく読めば常識的に判断できるものが特に多い
6問目 適正使用
医薬品を正しく使うために必要な事はどんなことですか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- 文の語尾が引っかけが特に多い
- よく読めば常識的に判断できるものが特に多い
7問目 有害事象
医薬品を本来の目的以外に使うとどんなことがありますか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- 文の語尾が引っかけが特に多い
- よく読めば常識的に判断できるものが特に多い
8問目 相互作用
他の医薬品や食品との飲み合わせなどはどうですか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- アセトアミノフェン
- カフェイン
- 外用薬
- アルコール
- 文の語尾が引っかけが特に多い
- よく読めば常識的に判断できるものが特に多い
9問目 小児 ①
小児までの子供に対してどんな注意が必要ですか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- 乳児幼児小児の年齢
- 大人に対しての腸の長さ
- 血液脳関門
- 5歳未満の小児には喉のつかえを添付文章に記載
10問目 小児 ②
小児までの子供に対してどんな注意が必要ですか?ということを聞いてくる問題が出題されます
2問出題するところが多いです
【よく出ること と ポイント】
- センノシド
- カフェイン
- メトカルバモール
- アセトアミノフェン
11問目 高齢者
高齢者はどういったことに注意が必要ですか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- 高齢者とは65歳以上
- 若年時と比べた時の作用
- 文の語尾が引っかけが特に多い
- よく読めば常識的に判断できるものが特に多い
12問目 妊婦授乳婦
妊婦授乳婦にはどういったことに注意すべきですか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- ビタミンA
- 胎盤関門
- 文の語尾が引っかけが特に多い
- よく読めば常識的に判断できるものが特に多い
13問目 プラセボ
医薬品において、プラセボ効果ってどういうことですか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- 文の語尾が引っかけが特に多い
- よく読めば常識的に判断できるものが特に多い
- この問題自体が、超サービス問題
14問目 品質
品質を保つためにはどんなことが必要ですか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- 使用期限は未開封での期限
- 適切な補完・陳列
- 品質が劣化することもある
15問目 役割
医薬品の役割とはどんなことでしょうか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- 重篤な疾病の改善は目的としていない
- セルフメディケーションとは
- 医薬品医療機器等法第4条第5項第4号の文章の穴埋め
16問目 情報提供
販売時にちゅういすることはどんなことですか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- 販売前に確認することは
- 文の中間・語尾が引っかけが特に多い
- よく読めば常識的に判断できるものが特に多い
17問目 サリドマイド
この薬害事件はどういった内容でしたか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- 催眠鎮静剤
- 胃腸薬にも配合されていた
- 症状
- 胎盤関門を通過
- 四肢欠損
- 血管新生を妨げる
- S体・R体
- 副作用情報収集体制の整備
- 日本の対応
18問目 スモン
この薬害事件はどういった内容でしたか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- 整腸剤のキノホルム製剤
- 亜急性脊髄視神経症
- 症状
- 全面和解
- 副作用被害救済制度
19問目 HIV
この薬害事件はどういった内容でしたか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- 血友病患者
- ヒト免疫不全ウィルス
- 原料血漿
- 血液凝固因子
- 国と製薬企業が被告
- 和解
- 緊急輸入制度
20問目 CJD
この薬害事件はどういった内容でしたか?ということを聞いてくる問題が出題されます
【よく出ること と ポイント】
- クロイツフェルト・ヤコブ病
- ヒト乾燥硬膜
- 認知症に似た症状
- プリオンはたんぱく質
- 生物由来製品
- 感染等被害救済制度
1章のまとめ
ここにまとめた単語を覚えるだけも十分答えられると思いますが、
冒頭でも伝えたように、難しい言い方をしてきた時に答えられるように
暗記だけでなく、これを軸として内容を理解しておくと柔軟な対応が出来ると思います
また、前半の問題に多かった
- 文の語尾が引っかけが特に多い
- よく読めば常識的に判断できるものが特に多い
に関しては、登録販売者の勉強をした事のない人は間違えてしまうこともあると思いますが、
いわゆる「常識的におかしい」問題が多く出るところです
1章は20点稼げる章
上でもお伝えしたように、「常識的におかしい」と思える問題が1章には多く出ます。
言うなれば、全20問がそういう問題です。
僕がポイントにそう書いた問題は特にです。
だから20点稼げるって言うんですか??
そうですよ。1章はそういう章なんです。
そして、逆を言えばそんなに専門的な知識はいらない章ということです。
なので、勉強を1章から始める人はしっかり勉強しすぎてしまって、3章とかの大事な章に時間を作れなくなってしまう人もいます。
勉強ってテキストを最初から順にやっちゃいますもんね…。
そうなんですよ。
特に登録販売者試験は偏りがあるので、総じて準備と過去問が大事なんですよ。
ということで、良かったら準備と過去問の大切さの記事も読んでみて下さい
第9回迄が関連記事です
因みに、ほとんどの都道府県で1章は問1~問20で出題されます
関東甲信越ブロックでは、いつもは問61~問80で出題されます
(茨城・栃木・群馬・新潟・山梨・長野)
1問目に優しい問題が出ることで、リラックスでき緊張も納まると思います
逆に、関東甲信越ブロックは優しくない問題から始まるので、
ペースを乱されないように注意して下さい
最後まで読んで頂きありがとうございました
僕が使っているテキストはこちらです
youtubeでこういった動画もあげているので、是非ご覧ください
その他にも、過去問の解説動画をあげています
勉強は自分で調べて繰り返すことに意味があると思っていますが、
答えだけでなく問題の解き方考え方も分かると思うので良かったらご覧下さい
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