登録販売者の受験を考えている人、受験のために勉強している人たちの
「成分が覚えられない!」
「難しい!」
「わかってはいるんだけどなかなか気が向かない...」
というような疑問や不安な気持ちの解決策をお届していきます
☑本記事のテーマ
過去問のメリットと使い方
いくつか過去問を解くことで、傾向がわかる
前回は、3つあるメリットひとつ、「インプットとアウトプット」についてお伝えしました
今回はふたつめのお話です
現場での経験とノウハウをシェアしますね
本ブログの動画もあります
いくつか過去問を解くことで、傾向がわかる
このことは、なんとなく想像できると思います
詳しい説明は
でしています。こちらも合わせてご覧ください
今回は、
いくつか過去問を解くことでわかるふたつの傾向についてお伝えしていきます
相手の傾向がわかる
ひとつめです
相手の傾向とは、問題作成側の傾向がわかる ということです
問題を解く側の人は、問題を出す側がいるということを意外と考えません
解くことに夢中で、ちょっと視野の狭い状態になっていることが多いです
では、それがわかるとどういうメリットがあるのでしょうか
相手の傾向がわかることでのメリット
過去問を解く際、こういったことを考えるのではないでしょうか
どんな問題が出るのか
問題の出し方や解答の選択肢にクセはないか
難易度は高いのか低いのか
どのくらい時間がかかるか
etc
でもこれって、自分から見た過去問への考えですよね
これを、問題作成側からの視点に変えるとこうなります
どんな問題を出そうかな(手引きや過去問のどこを使おうかな)
いつも問題の出し方や選択肢はこの表現にしているから、同じようにしておこう
どのくらいの難易度にすれば、丁度良い問題になるかな
このくらいの難易度や文章の作り方で、制限時間に問題はないかな
etc
といった感じになります
問題作成者の本当の意図は分からないところですが、
確実な事は、問題は手引きの中から作られているということです
また、こうやって相手の立場に立って過去問を見ることで
受験者側の視点で解くよりも、考え方の視野が広くなります
「あーなるほど、君の県はこの成分をそういう問題にしたんだね!
そしてそこを引っかけにしたんだね!
よくあるパターンだけど受験者には必要なポイントだよね!」
のように、まるで同じ問題作成者同士の雑談のような小芝居がうてます
これで相手の傾向=問題作成側の傾向がわかります
この視点でいくつか過去問を解いていると、問題と対等にというか
同じ目線で向き合えるので、試されている感がなくなり
問題に慣れてくるので、本番に必要以上にドキドキしなくなり
楽しんで問題を解けるようになります
自分の傾向がわかる
もうひとつはこれです
いくつか過去問を解いていると、自分の傾向がわかります
何章が得意で苦手か
どの問題でいつも間違えるか
合計点は最低ラインの84点に足りているか
各章毎では何点取れているか
制限時間内に終わるか
etc
これがわかるとどんなメリットがあるでしょうか
自分の傾向がわかることでのメリット
自分の弱いところだけを勉強すればいいので、勉強がとても楽になります
弱いところを浮き彫りにするために必要な事が
点数を記録・記入する
間違えた問題を記録・印を付ける
という、前回の第3回でお話ししたことです
このことは、次回の「傾向がわかると対策ができる」でお伝えします
まとめ
以上が
メリット2
いくつか過去問を解くことで、傾向がわかる
ための説明と過去問の使い方でした
押さえておいてほしいポイントは次の通りです
- 相手の(問題作成側)の視点で問題を解く
- 自己分析するために記録に残す
点数・間違えた問題
以上です
後出しですが、ここにもう一点付け加えておきたいことがあります
それは、記事中にもあることですが
「いくつかの過去問を解くことです」というところです
過去問を解くのがひとつやふたつでは、今回記事にしたことは難しいです
僕が受験者に解かせている過去問は、10個です
10個の理由は、登録販売者の試験は全国10ブロックに分かれているからです
つまり、前年の全国の過去問をやる ということです
「マジか…」と思われる方もいると思いますが、
見てくれる人・気にしてくれる人がいると3ヶ月の期間があればそれほど難しくありません
自己での管理のみだと、ちょっと大変で疲れてしまうと思うので
まずは3つから5つくらいを目標にして始めて、余力次第で追加をしていくことがいいと思います
そんな自己管理のみで頑張っている方のお役に立てたらと思って、
youtubeで過去問の解説動画をあげています
解説と押さえておきたいポイントや、消去法での解き方などの内容になっています
本当は自分で調べる事、理解できるまで繰り返し調べることに意味がありますが
耳と目で勉強できることも悪いことではないので、
効率UPのために、よかったら見てみて下さい
次回は、過去問をやるメリットと使い方 ③
「傾向がわかると対策ができる」です
最後までご覧いただきありがとうございました
また、この記事での参考図書です
登録販売者に限らず、働くことのためになりました
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